『半藤一利 語りつくした戦争と平和』

『半藤一利 語りつくした戦争と平和』 保阪正康 監修

・定価 1,650円(税込)

・四六判 並製 192ページ 

・発売中

・東京新聞 刊

日本近現代史の語り部が論客たちと紡いだ平和への願い

 「歴史探偵」として日本の近現代史を究め、多くの著作を発表、2021年1月12日に亡くなった作家・半藤一利さん。その探求心をつき動かしたのは「戦争のない、平和な世の中を続ける」こと。新聞紙上で残した対談も、「戦争」「憲法」「天皇」など過去を知り、検証し、未来につなげるための道標となるものばかりだ。

 これら珠玉の対談を埋もれさせまいと、盟友・保阪正康氏を監修に迎え、保阪氏はもちろん、作家・田口ランディ氏、日本近現代史が専門の古川隆久氏、半藤氏の親友で国文学者の中西進氏を相手にした、計7本の対談を一冊にまとめた。エッセイストで半藤氏の妻・半藤未利子氏の寄稿も収録。

半藤一利(はんどう・かずとし)1930年、東京・向島生まれ。東京大文学部卒業後、文藝春秋社入社。松本清張、司馬遼太郎らの担当編集者を務める。「週刊文春」「文藝春秋」編集長、取締役などをへて作家。「歴史探偵」を名乗り、主に近現代史に関する著作を発表。著書に『日本のいちばん長い日』、『漱石先生ぞな、もし』(正続、新田次郎文学賞)、『ノモンハンの夏』(山本七平賞)=すべて文春文庫=など多数。『昭和史1926―1945』『昭和史 戦後編1945―1989』(ともに平凡社ライブラリー)で毎日出版文化賞特別賞受賞。2020年1月死去。

保阪正康(ほさか・まさやす)

1939年、札幌市生まれ。ノンフィクション作家として、太平洋戦争を始動した将官から兵士まで4000人以上の戦争経験者を取材してきた。「昭和史講座」を中心とする昭和史研究で菊池寛賞を受賞。『東条英機と天皇の時代』(ちくま文庫)、『あの戦争は何だったのか』(新潮新書)、『昭和の怪物 七つの謎』(講談社新書)など著書多数。近著は短命政権で終わった反骨のリベラリスト政治家・石橋湛山を描き「首相の格は任期の長さではない、と断じた『石橋湛山の65日』(東洋経済新社)。

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